2015年 07月 20日
こんにちは!気仙コミュニ・ティー運動応援隊です。 |
はじめまして、私達は気仙コミュニ・ティー運動応援隊と申します。
略してKCT応援隊です!
気仙地方(岩手県陸前高田市・大船渡市・住田町)で作られてきたお茶「気仙茶」は、主に自家用として、地域の人達が集まって摘んだり作ったりしてきたそうです。また、出来上がったお茶を、近所で持ち寄って飲んだり、何かもらった時のお返しに使うなどしてきたそうです。
販売のために作られてきたお茶とはまた違ったあり方のお茶があることに感じ入り、更に、家々で作られてきたお茶なので、家毎に、お茶の畑毎に、様々な物語が紡がれてきたことに感銘を受けました。
しかし、気仙でのお茶づくりは、近年お茶を摘んで自家用茶を作るおうちが減少し、消滅の危機を迎えています。
一方、東日本大震災津波で甚大な被害を受けた陸前高田市や大船渡市では、改めて、集まってお茶を飲むお茶っこの時間の大切さが再認識されています。
私達は、気仙茶を、かけがえない地域の宝だと思っています。
それは、太平洋岸で北限の茶産地であることや、製茶工場のある北限の産地であること、今は少なくなった在来のお茶の木や100年以上前に植えられたのではないかと伝えられるお茶の木がいろいろなお家にあること、なども理由ですが、何よりも、
・気仙では、お茶が地域に偏りなく広く自家用として作り続けられ、暮らしに深く根ざしてきたこと。
・自家用茶を作ってきたということは、気候・植生・更には「お茶は買って飲むものでにゃ、作るもんだ」という言葉に表されるような人々の気概をも含めた「気仙の風土」を表すものだと思うこと。
などからです。
また、
・気仙茶が、昔から人と人をつなげる『コミュニティーのお茶=コミュニティーで作り、コミュニティーで飲むお茶』、『コミュニケーションを媒介するお茶』であったこと。
も、地域の大切な宝だと感じる理由です。
私達は、特に、人と人をつなげるお茶としての気仙茶に着目しています。これからのコミュニティーづくりにおける気仙茶の役割は一層重要性を増していると考えます。
今後、気仙茶を守る活動を地元で展開している「北限の茶を守る気仙茶の会」と連携しながら、「気仙茶を活用したコミュニティーづくりやコミュニケーションづくり」を地域で展開し、更には、「コミュニティーによる気仙茶の茶畑や文化の保存継承の仕組みづくり」を目指します。
そして、気仙茶の、コミュニティーのお茶という在り方を印象深く表現するため「気仙コミュニ・ティー」と呼び、私達の運動を「気仙コミュニ・ティー運動」と呼び、Kesen Communi-Tea の頭文字をとって「KCT運動」と呼びたいと思います。
お茶を巡る、人と人のよい関係、更には、お茶と人のよい関係というものを、気仙茶を通して探っていきたいと思っています。
前田千香子(気仙コミュニ・ティー運動応援隊 代表)
略してKCT応援隊です!
気仙地方(岩手県陸前高田市・大船渡市・住田町)で作られてきたお茶「気仙茶」は、主に自家用として、地域の人達が集まって摘んだり作ったりしてきたそうです。また、出来上がったお茶を、近所で持ち寄って飲んだり、何かもらった時のお返しに使うなどしてきたそうです。
販売のために作られてきたお茶とはまた違ったあり方のお茶があることに感じ入り、更に、家々で作られてきたお茶なので、家毎に、お茶の畑毎に、様々な物語が紡がれてきたことに感銘を受けました。
しかし、気仙でのお茶づくりは、近年お茶を摘んで自家用茶を作るおうちが減少し、消滅の危機を迎えています。
一方、東日本大震災津波で甚大な被害を受けた陸前高田市や大船渡市では、改めて、集まってお茶を飲むお茶っこの時間の大切さが再認識されています。
私達は、気仙茶を、かけがえない地域の宝だと思っています。
それは、太平洋岸で北限の茶産地であることや、製茶工場のある北限の産地であること、今は少なくなった在来のお茶の木や100年以上前に植えられたのではないかと伝えられるお茶の木がいろいろなお家にあること、なども理由ですが、何よりも、
・気仙では、お茶が地域に偏りなく広く自家用として作り続けられ、暮らしに深く根ざしてきたこと。
・自家用茶を作ってきたということは、気候・植生・更には「お茶は買って飲むものでにゃ、作るもんだ」という言葉に表されるような人々の気概をも含めた「気仙の風土」を表すものだと思うこと。
などからです。
また、
・気仙茶が、昔から人と人をつなげる『コミュニティーのお茶=コミュニティーで作り、コミュニティーで飲むお茶』、『コミュニケーションを媒介するお茶』であったこと。
も、地域の大切な宝だと感じる理由です。
私達は、特に、人と人をつなげるお茶としての気仙茶に着目しています。これからのコミュニティーづくりにおける気仙茶の役割は一層重要性を増していると考えます。
今後、気仙茶を守る活動を地元で展開している「北限の茶を守る気仙茶の会」と連携しながら、「気仙茶を活用したコミュニティーづくりやコミュニケーションづくり」を地域で展開し、更には、「コミュニティーによる気仙茶の茶畑や文化の保存継承の仕組みづくり」を目指します。
そして、気仙茶の、コミュニティーのお茶という在り方を印象深く表現するため「気仙コミュニ・ティー」と呼び、私達の運動を「気仙コミュニ・ティー運動」と呼び、Kesen Communi-Tea の頭文字をとって「KCT運動」と呼びたいと思います。
お茶を巡る、人と人のよい関係、更には、お茶と人のよい関係というものを、気仙茶を通して探っていきたいと思っています。
前田千香子(気仙コミュニ・ティー運動応援隊 代表)
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by kesen-communi-tea
| 2015-07-20 18:46
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